花粉が与えるボディーへの悪影響とは…
毎年、春になると悩まされるのが「花粉」ですが、車の塗装にも悪影響を及ぼす事をご存知でしょうか?
【 花粉被害の仕組みと症状 】
花粉が飛散して車のボディーに乗ると、黄色っぽい粉が堆積して汚れてしまいます。早めに洗い落とせば簡単にキレイに出来るのですが、長時間放置すると、厄介な事になってしまいます。花粉は、カプセル状になっていて、水分を取り込む性質があります。一定以上、水分を含むと膨らんだカプセルが破れて中身が出てきます。その中身には糖質、タンパク質、アミノ酸等の成分が含まれていて、塗装表面に付着してしまいます。
この状態で長期間、洗車をせずに放置すると、付着した内容物が乾燥時に収縮する事で塗装に影響を与えます。
また、日光に含まれる紫外線に影響を受けて酸化が進行し、塗装表面にシミや酸性クレーターの付着など深刻な被害を及ぼします。
【 花粉被害の防止方法 】
花粉の被害を防止するのに最も有効なのは、早めの洗車です。汚れてから短期間であれば、通常の洗車で簡単に落とすことが出来ます。
もしも、通常の洗車で落ちにくくなった場合に有効なのが、お湯を使った洗車です。塗装面にマイクロファイバークロスを載せてその上からお湯をかけ2〜3分程放置します。
その後、洗車することで、花粉の軽微な固着は除去出来るかのせいがあります。その他、市販の虫取りクリーナーを使用する事で除去出来る場合もあります。
虫取りクリーナーにはタンパク質を分解して除去しやすくなるため、軽微な花粉汚れには有効です。
残念ながら、洗車で除去できないシミの付着など深刻な被害になってしまった場合は、塗装研磨等の修復処理が必要となります。
その場合でも、出来るだけ早めの処理が有効ですので、お早めにご相談下さいませ。
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